今井智大と原子力(その7:原子炉の自己制御性)
ういうい、今井智大っす。ともにゃんどぇす。
今井智大原子力シリーズ第7弾。
今までのを読んでない人は、最初から読んでくれよな。
imaitomohirokun.hatenablog.com
さぁて、復習からはじめるっす。
原子炉は水っつー減速材によってうまいこと臨界させらてんだったな。そんで、臨界を止めたりコントロールするのに制御棒っつー中性子吸収するマンがいるわけだ。
じゃあ今日はそのへんをもうちっと詳しくやっていくぜ。
おれっち原発は安全だと思ってっけど、やっぱし100%は無いわけだわ。
でも、いろんな頭のいい人達が頑張って考えてるだけあってすげーんだわ。
日本で使われてるような沸騰水型原子炉っつーやつは、自己制御性っつー安全な性質があるんだ。
これはなにかっつーと、ほっといても一番いい感じの出力に安定してくれんだ。
例えば、出力が高くなりすぎてアッチッチ状態になると、水の減速材としての効果が弱まんだよな。そうすると中性子を減速できねーから核分裂が減るわけ。あと、陰キャウラン238は温度上がるとなんか興奮して中性子をたくさん吸収しちまうんだよ。
前者をボイド効果、後者をドップラー効果っつーんだけど、別に覚えなくていいぜ。こんな名前はおれっちもたまに忘れちまうからな。
次に、原子炉の出力が下がっちまったときはどうなるかって?これもうまいことできてんだわ。
まず温度が下がるとさっきと反対に、水が減速材としていい感じに機能すんだ。そんで、陰キャもクールダウンで中性子を吸収しなくなるんだわ。
そうすっと、核分裂がおきやすくなるわけ。
カンのいいみんなは、もうわかったよな?
出力が高すぎたら下がるし、低すぎたら上がるを繰り返したら、いーかんじの状態になるんだわ。
じゃあもし、原子炉を非常停止したいって時を考えてみるぜ。
非常停止のボタンをポチッとなーとおすと、制御棒がすんげー速さで挿入されんの。そうなると、なんと数秒で臨界を止めんの。すげーだろ。
でもな、止めたとしても、原子炉ってしばらくアーチーチーアーチーなんよ。これを水で冷やすっつーことをしてるわけ。
だから原発ってのは海沿いにあるだろ。海から取水するため、それが理由なんだ。
ちなみに1Fはよ、311のときに制御棒で非常停止はもちろんすぐできたんだわ。でも、その後の津波で電源装置がぶっこわれたせいで、水を注入できなくなっちまった。だから原子炉を冷やせなくなってああなったわけなんだわ。
まーやっぱし人間がつくったもんに絶対ってのはねえんだな。
それだけは覚えておいてくれよな。
じゃーな。